ホテルニューオータニ 日本庭園のネコ
こんにちは。海住です。
先日、
所用でホテルニューオータニに行ったら、
日本庭園の庭師さんに案内していただく機会にめぐまれまして、
ラッキー!
ホテルニューオータニの歴史をた~っぷり!
教えていただきました。
ジャーン!
この方がホテルニューオータニの創立者、
大谷米太郎殿。
この方は貧しい農家のお生まれで(いわゆる水呑百姓)、
苦労して働いていたのだけれど、
30歳になった時、
お母さんに頼み込んで、
東京までの片道キップ代もらって、
上京し、
さまざまな仕事を経て、
32歳で力士に。
力持ちだったんだって!
ただ、32歳は力士として歳をとりすぎだからと、
さば読んで25歳ってことでデビュー。
当時、
お相撲さんは年間10日働けばよく、
あとはたまに地方巡業に行く程度でとても職場環境がゆる~かった。
そこで、
商才のある大谷米太郎は、
副業として、
酒屋を始めた。
力士には、
お茶屋さんという後援がついて、
お酒の差し入れなどバンバンされていたわけだけど、
お茶屋さんにお酒を卸す仕事を一手に引き受けて大当たり!
その後、
事業を拡張し、
当時の日本三大金持ちに仲間入りするくらいの富を蓄積した大谷米太郎に、
ホテルを作らないかという話が舞い込んだ。
東京オリンピック開催が決まり、
たくさんの外国人客が見込まれるのに、
会場周辺に、
外国人向けのホテルがない。
たまたま、
今のホテルニューオータニがある場所(東京の一等地)に、
資材置き場にしている空き地を所有していた大谷米太郎は、
突貫工事でホテルを作ることに。
何と、
今も建っている本館をたったの18ヶ月で建てたのだとか。
設計図もまだないのに、
突貫工事で建てたんだって!
やればできるじゃん!
本館最上階の展望レストラン『The Sky』は、
円形になっていて、
テーブル席の乗っている円盤が90分で一周するという、
「動くレストラン」なのだけれど、
(実際に行ってみましたが、バイキングなので料理を取るために席をたって戻ってみたら元の位置にテーブルがないのでちょっとおたおたします)
それも含めて18ヶ月で建てたっていうんだから、
すごいね・・・
床全体を回転させてしまう技術は、
戦艦からとったのだとか・・・
そういう事情で、
大富豪の大谷米次郎が広大な土地を存分に使って建てたため、
都会の真ん中にあるホテルとしてはめずらしく、
滝まで備えた日本庭園が造られたというわけです。
では、
入り口から行ってみよ~。
これは、
超特大の『赤玉石』。
佐渡島の金山より運ばれたとかで、
おそらく日本最大のもの。
これ、削ったら、
金が出るんだって!
盗まれないの?
いえいえ、大丈夫、
だって22トンもあるから、
誰も運べないよ~ん。
これは、
加藤清正公が開いたといわれる池で、
わき水なのかな?
この池の写真をケータイの待ち受けにすると御利益があると言われたので、
撮ってきました。
さて、
どんな御利益があるのでしょうか?
池にはいっぱい鯉が泳いでいるのだけど、
中に、
ちょっと変わった色の鯉がいて、
実は「害魚」なんだって!
池の植物をぜ~んぶ食い尽くしてしまうので、
飼っちゃいけないらしい。
ここは大丈夫なの?
さすが、ホテルニューオータニさま、
お金に糸目をつけず、
この鯉に食い荒らされても大丈夫なくらい豊富な植物を投入してるので、
OKなんだとか。
この鯉、
戦後の食糧難では、
食用として飼われたそうです。
そういえば、
父親も昔、鯉を食べたとか言ってたなあ・・・
日本庭園内には、
高低差6メートルの滝がありまして、
これはもともとの土地の高低差を利用して作ったものだとか、
近くには『十月桜』といって、
10月に咲く桜の木が。
(写真撮ったんだけどぶれてた・・・ゴメン)
その他にも見どころ満載な日本庭園ですが、
なんと言ってもハイライトは、
この方。
ネコ発見!
てゆーか、
ネコが私を発見した模様。
中身をあさり始めた。
食べ物入ってないよ~ん。
何もないことがわかると、
箱座り!
ホテルニューオータニでネコの箱座りにお目にかかれるとは!
毛並みのいいところを見ると、
ホテルニューオータニでかな~りいい食生活を送っておられるようです。
このコの名前、何ていうんだろう?
米太郎?
海住でした。
0コメント