英語上達の秘訣 (34) 70点主義

こんにちは。アート英語学苑です。


英語の勉強は、

真面目に取り組むと100点主義になりがちで、

教科書の本文を全部完璧に暗記してやろう、とか、

単語テストは毎回100点満点をめざそう、とか、

ついつい、

厳しい目標をたててしまいがちです。


ぶっちゃけ、

本気で満点主義の人は案外少ないんだけどね、

親(特に母親)や先生が、

完璧主義なんだなあ・・・


英語は正解がはっきりした科目なので、

数学や国語はちょっと自信がないというお母さんも、

ばっちり答合わせができたりするし、

英語の先生も、

だいたい、みんなが覚えにくい単語はどれか、なんてわかっているので、

100点を取らせないために、

ちょっとしたいじわるで、

覚えにくい単語をテストに混ぜたりして、

生徒を苦しめて楽しむ(?)なんて朝飯前。


ま、

それはそれで、

効果はあるんだけど、

英語ギライを作るという意味では、

あんまりやらないほうがいいと思っていて、


英語の勉強は70点主義くらいでちょうどいい。


言葉なんて、

一発で完璧に覚えるものではなく、

長い時間をかけて、

だんだん、

ひとつの単語のイメージを膨らませ、

気づいたら使いこなしていた・・・というのが本来の姿なんだから、

多少、

スペルがおかしくても、

動詞の活用が変でも、

言いたいことがわかればよしとして、

10の文章をノーミスで作る労力があったら、

たとえ99のミスがあったとしても100の文章を作る方向に向けたほうが、

ずーっとポジティブだし楽しいはず。


だから、

70点できれば上出来で、

イヤになるくらい勉強して、

ホントに次の日、英語を見るのもイヤ!になるくらいなら、

まだまだ余力があるけど、

今日のところは、ま、いっか・・・くらいにとどめておいて、

翌日、またまた元気に英語の勉強できるくらいにしておくべきなんじゃない?


(本音は、70点でも高すぎるくらい、40点でもいいんじゃないかとすら思う)


アート英語学苑でした。