英語上達の秘訣 (40) 質問する子、しない子

こんにちは。アート英語学苑です。


授業中、

先生の説明を聞いてもよくわからなかったら、

後から質問に行くというのは、

鉄板の勉強方法で、


疑問点はすぐ解決したほうがいいに決まっているから、


質問をする=よいこと


なんだけど、


英語に関していうと、

そうとばかりは限らないのが事実。


実は、

質問する子より、

質問しない子のほうが、

英語の場合、伸びることが多いのです。


先生の声が小さくて答えが聞き取れなかったから、

聞きに行く、

こういうのはいいんだよ、


だけど、

たまに、

英語そのものの内容について、

めちゃくちゃ質問、というか意見がある人がいるんだけど、

あれはあんまり意味ない、

というか、むしろ、

百害あって一利無し。


例えば、


ここのtheは、形容詞ですか?冠詞ですか?


という質問で、

えんえん、2時間、

私を悩ませた人がいますが、


この子の言いたいことは、


ここのtheは、「それ」という日本語にちゃんと訳すべきなのかどうか?


ということだったんだけど、

つきつめていくと、


なるべく余分なことは覚えたくないので、
この場で、
theを訳さないと減点されるかどうか、はっきりしてほしい


ということ。


そんなの、
採点者しか知らないよね・・・


疑問を持つことはいいことだし、

そういういっぱいわき起こってくる疑問を頭の片隅におきつつ、

たくさんの英語に接しているうちに、

だんだん、

こういう場合はこう言うんだな、というカンが養われてくる、

というものだと思うんだ、

語学の習得なんて。


それを、

あまりにも理詰めで、

白黒はっきりしてください!なんて言っても、

数学じゃあるまいし、

あまり意味はない。


言葉なんて、

もともと、

人々が習慣的に言い習わしてきたものが、

なんとなく、

文法としてまとまって来たわけだし。



でも、どうしてもそこんとこが譲れない!という人は、
言語学者になってください!


ということで、

英語に限っては、

質問のない人の方がむしろうまくいくというお話、


アート英語学苑でした。