大規模災害を想定した多言語情報提供のための図上訓練@アスト津

こんにちは。海住です。


2016年2月6日(土)10:00~15:00 三重県津市アスト津3階交流スペースで開催された、

「大規模災害を想定した多言語情報提供のための図上訓練」に参加してきました。


主催は、三重県国際交流財団MIEF。


講師は、

NPO法人多文化共生マネージャー全国協議会理事 高橋伸行さん。


大規模災害が発生した時、

避難所が開設されますが、

そこに外国人の方がいらっしゃった時、

言語の壁で適切な支援が受けられない状況を打開するため、

何ができるかを考えようという図上訓練です。


参加したのは、

行政の方やボランティア団体の方など、

日頃から多言語支援を行っている方中心でしたが、

フィリピン人のラムちゃんのように、

現役高校生もいました。

フレッシュ~


早速、

津市、四日市市、松阪市、伊勢市に分かれ、

センター開設。


支給されたパソコンを使って、

メールアドレスを取得するところから開始。


たまたま、

同じテーブルに、

ITの専門家がいらっしゃったので、

すべてお任せして、


各地の避難所に、

センターから巡回して、

情報伝達&要望を聞いて回るルートを作りました。


各自治体が避難所を開設するので、

多言語支援センターの役割は、

避難所では対応できない外国語の通訳&翻訳に特化し、

きっちり住み分けするのが大事という結論に。


昼食は非常食。

防災訓練で、

数え切れないくらい炊き出しさせていただいたアルファー米。


松阪市では、

アルファー米をフリーズドライのお米に順次変えていくんだって!

永谷園との共同開発だったかな?

なかなかおいしいと好評です。


MIEFは「つ・た・わ・るキット」というのを作っていて、


ピクトグラムを使い、

災害時に必要と思われる言葉をすべて多言語化してある。


これ、

各自治体の避難所にあるのかな?

これがあれば、

通訳や翻訳しなくても、

瞬時に伝わるので、

とても便利。

災害時にゆっくり辞書ひいて訳すなんてやってらんないから、

日頃から、

こういう便利なものを使い慣れておくことも訓練の一環だな。


防災訓練や、避難所運営ゲーム(HUG)でも、

ぜひ、多言語支援センターとの連携をして、

いざという時に備えていきたいと思いました。


今回、

一番役立ったのは、

災害用伝言ダイヤル171を、

テスト使用できるということを始めて知ったことで、


171というのは、

災害時のみ開設されるので、

お試しができないのが難点だったんだけど、

毎月1日、15日とか、

体験利用できることが、

HPでちゃんと告知されていた。


これは、

ぜひ一度使ってみて、

家族で共有しておいたほうがいいので、

おすすめしたい。

海住でした。